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5回目のブログ【贈与すると相続税増税の問題】

■親の相続税対策について

 今は多くの親が子供や孫にお金を贈与する事で、相続税の節税を行っています。しかし相続税は約8%の人しかかかりません。ほとんどの方は、相続税がかかるかもしれないと勘違い

して、その勘違いの相続税に対しての節税をせっせと行っているんです。

 相続税は亡くなった時の遺族の人数によってかかる金額に個人差があります。例えば父親が亡くなったと仮定すると、

 

【父の総資産】−【基礎控除】でプラスの方が相続税がかかります。

分かり易く言うと、基礎控除より財産が多ければ相続税がかかるって話です。

 

 その基礎控除とは 3000万円+(600 万円×相続人数)の計算式で表します。

 相続人が妻と子供2名の場合は合計3名になるので 3000 万円(600 万円×3 名)=4800 万円となります。父親の土地・家屋・預金・株・保険・借金・家具家電・車等を全てお金で換算し、その合計が基礎控除より多いかどうかとなります。

 

 

■現金贈与の問題点とは

 今年の年末に法改正が行われます。駆け込み防止対策がもっと厳しくなります。

亡くなる直前にお金等を身内に急いで移す行為は【かけこみ】と言われて、相続税を計算する時に数字上戻して計算されてしまうのです。

 今まではこのかけこみは3年でしたが、この年末の改正でもっと遡ってかけこみと言われるようになります。今の所、その年数はまだ発表されていませんが、他の先進国は10年や15年が平均的なので、今後相続税の節税として贈与は使えなくなります。

 

●知っておくべき解決策

 相続税の節税は合計14項目あります。贈与はその中の一つなんです。

 今年で贈与は使えなくなるので、残り13項目を利用して節税しましょう。関心がある方はご連絡下さいね♪

 

★終活ジュニアお勧めポイント

 今後親から贈与の話がでても受けない様にしましょう。

 特に孫に贈与すると、先々孫に相続税がかかり、通常の税額より増額される恐れがあるので気を付けましょう。

 これからは贈与せずに、遺言書によって亡くなった後にもらう形にしてもらう事で、ジュニアが最も大変になる老後に生きたお金として利用する事ができます。