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27回目のブログ 【法定相続分の落とし穴の話】

■法定相続分って何?

名前に【相続】という単語があるように、これは家族が亡くなった時に知っておかなければならない言葉で、⺠法という法律の話です。

 

例えば、お父ちゃんお母ちゃん、子供二人の4人家族で、お父ちゃんが亡くなった場合、

お父ちゃんの財産【遺産】をお母ちゃんが 1/2、残りの 1/2 を子どもの人数で分けるので、子供は各 1/4 の割合になります。この分け方の事を法定相続分といいます。

 

■法定相続分の落とし穴って何?

結論からいいますね。

親も子どもも法定相続分で遺産を分けなければいけないと勘違いしています。

法定相続分で分ける必要は無いんです。

分け方は、家族で決める事ができて、分け方が決まったら【遺産分割協議書】を作成する事で、遺族全員の希望道理に分ける事ができるんです。

この勘違いによって沢山の方が落とし穴に落ちるんです。

 

・お母ちゃんは自宅を相続したので預金を貰えず生活が出来なくなる

・全てを法定相続分で分けなければいけないと思い、いらない土地も持たされる

・介護をしてくれる子どももまったくしてくれない子どもも同じ額しか貰えなかったり

 

■お勧めの分け方

お父ちゃん、お母ちゃんの財産は両親が亡くなるまで親に管理してもらいましょう。

 

お父ちゃんが亡くなったら全ての財産をお母ちゃんに相続してもらって、お母ちゃんが亡くなった時に初めて子ども達が相続する、これが【親からの形見分け】と呼んでいます。

 

そして、お父ちゃんとお母ちゃんは【本当の意味の平等】を夫婦で考えて、是非手紙を書いておいてください。

これが【本当の平等を伝える為の遺言書】なんです。

 

今の子どもの老後は【地獄】がやってきます。

お母ちゃんが亡くなる時、子ども達の地獄の老後生活が始まるんです。

その時に【生きたお金】として形見分けをあげて下さい。

そして子ども達もそれまで親からの贈与は、どうか我慢してください。

親の財産は今後の地獄の老後まで大切に取っておくことを強くお勧めします。