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36回目のブログ 【遺言書は子どもへの最後の手紙の話】

■私たちが考える遺言書って?

私たちはドラマの中で遺言書の存在を知りました。

それは、資産家の謎の死の後、弁護士によって遺族の前で読み上げるのが最初に遺言書を見た経験です。

なので遺言書って【資産家の財産争い】や、【仲の悪い欲深い兄弟たち】というイメージが出来てしまったんだと思います。

でも、今遺言書を作成する人の理由は全く違ったものなんです。

 

■今はどんな方が遺言書を書いているの?

もっとも多いのは、【お世話になった子どもにあげたい】と【心配な子にあげたい】という気持ちで遺言書を作りたいと考えるお父ちゃんとお母ちゃんが多いですね。

その親の特徴は、、

  1. 資産は自宅の土地家屋と預金、証券を持っている資産家ではない方
  2. 子ども達は仲が良い方

そうなんです、

 

今は私たちがイメージしている遺言書を書く方とは全く逆の方がもっとも遺言書を書いているんです!

 

■こんな方は遺言書を書きましょう!!

それでもまだまだ遺言書を書いている方は少数派と言えます。

私は【核家族の親は65才がきたら必ず夫婦で遺言書を作る事】と言っています。

でも、実際には必ずお勧めしたい方と、そうではない方がいます。

私がお勧めしたい方をお伝えしますね

  • 子どもに迷惑をかけたくないと夫婦で考えている方
  • 子どもたちが仲良い方
  • ⻑男が県外に住んでいる方
  • 妻(夫)が病弱、また子どもに障がい者がいる方

今回は詳細は説明しませんが、こんな方は必ず夫婦で遺言書を考えましょうね♪

 

★親の気持ち子知らず!

昔から親の気持ちは子どもに伝わらないものです。

それが、核家族になる事で、よりいっそう親子の間は希薄になってしまってます。

遺言書に親の気持ちを書き込むことができるんです。

【付言】と言って遺言書の中に法的には関係ないことを書くことが許されています。

ちなみに私ならこんな感じで書きたいです。

 

『付言として、私亡き後も家族仲良く支えあって下さい。今後はお母さんは口うるさく言ってきますが、娘はお母さんの面倒をお願いします。

あなたたちのおかげで幸せな人生を送る事ができました。

妻も娘もどうかこれからも幸せな人生を送って下さい、今までの幸せな人生をありがとう』

 

こんな感じかな(笑)