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38回目のブログ 【子どもに残したくない土地を国がもらってくれる?】

■核家族の親が悩んでいる事とは?

最近は【同居】という言葉を聞くことが、本当に少なくなりました。

別居があたりまえ、⻑男も持家を持っているのが当たり前の時代になって親が口々に言いだした言葉が、『不動産を遺したら子どもに迷惑がかかる』

と言い出しました。

自宅はもとより誰も耕作しない農地や山など、親は自分の代で処分したいと考えています。

 

■国がやっと新たな制度を発表しました!

土地を相続しない子ども達が増える事で、親が亡くなった後に土地の名義書き換えをしない子どもが増えて、【所有者不明土地】が増えました。

 

今では所有者不明土地は九州の面積を超えてしまい、今もなお増え続けています。

さすがにインフラに悪影響が出てきて、やっと国は新たな制度を発表しました。

 

それが【相続土地国庫帰属制度】です。

 

■相続土地国庫帰属制度とはどんなもの?

名前の通り、いらない土地を国が引き取るよ〜って話です(笑)

やった〜ってこの記事を見た時は喜びました!

でも、それもつかの間、、、厳しい条件がてんこ盛りでした

 

【条件】

  • 既存の建物や庭石、庭木がある場合、自己負担で解体、撤去する事
  • 土地の境界が明確で、近隣と争っていない事
  • 土地に担保がついていない事
  • 土壌が汚染されていない事

その他諸々、そしてこの条件が満たされたうえでお金も必要になります。

ちなみに市街化区域で50坪の土地の場合

50 坪(165 m2)×2450 円/m2+303000 円=707250 円

これってどう思います

解体して 70 万円支払って、やっと国は貰ってくれます、、、、、、なんだかな〜

 

★親が考える事

時代によって土地は【宝】にも【やっかいな物】にもなります

現在、土地の価値はゆっくりと上昇しています。

本当に子ども達にとって厄介かどうか考えましょう。

そして少しでも活用ができるなら、活用する事をお勧めしますよ!!